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河地 有木; 鈴井 伸郎; 石井 里美; 伊藤 小百合; 石岡 典子; 藤巻 秀
no journal, ,
これまで放射性炭素(C)とポジトロンイメージング技術(Positron Emitting Tracer Imaging System: PETIS)を用いて、ソース器官内の光合成過程における炭素動態を定量的かつ非侵襲的な可視化に成功している。本発表では計測視野をシンク器官に移し、同様の実験手法を適用して行った光合成産物のシンク器官への転流動態をイメージングする、新たな手法について概説する。果実をPETIS視野内に設置し、視野外の葉をガス供給セルでおおい、約100MBqのC標識二酸化炭素を供給したところ、測定開始40分後には果実部にCのシグナルが到達した。この結果は葉で合成された光合成産物が流入している動画像の取得に成功したことを意味し、本手法の確立により、果実生長・肥大のメカニズムといったシンク器官における生理機能の解明への貢献が示唆された。
鈴井 伸郎; 河地 有木; 石井 里美; 伊藤 小百合; 山崎 治明*; 中村 進一*; 石岡 典子; 藤巻 秀
no journal, ,
Cトレーサー及びPositron Imaging Tracer Imaging System (PETIS)を用い、人為的にソース・シンク器官の機能を阻害した植物の糖転流の速度変化を解析した。供試植物として播種後約4週間のイネ( L.)を用いた。葉に100MBqのCOを含む空気を供給し、Cで標識された糖が葉から根へと転流する過程をPETISにより撮像した。ソース・シンク器官の機能阻害処理は、ショ糖トランスポーターの阻害剤である-chlorobenzenesulfonic acid (PCMBS)を葉面塗布及び経根投与することで行った。PCMBS処理後数時間に渡り、PETISによる撮像を行った。得られた画像データから各器官におけるCの放射能量の経時変化のグラフを作成し、Cトレーサーの到達時間を推定する解析方法を用いて、各区での糖転流の速度を算出したところ、ソース器官にPCMBS処理を行った植物の糖転流速度の低下が確認できた。